透析合併症として「栄養障害」血清アルブミンや筋肉量低下の予防法について‼️何でアルブミンが下がるの❓️筋肉無しのガリガリ患者さん‼️

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維持透析患者では、血清アルブミンの低下や筋肉量減少を認める患者が多くおられます。

長期透析患者では、顕著に高く、合併症の一つとして考えられます。

筋力低下や、アルブミン値の低下の予防法や治療についてまとめます。

タンパク質摂取が優先事項??

アルブミンや筋肉量を維持するには、タンパク質を多く摂取すれば良いと考えますが、タンパク質はたとえ必要以上に摂取したとしても体に蓄えられる事なく、尿素などの終末代謝産物に分解されます。

透析患者では、必要以上のタンパク質を摂取したとしても、それが直接血清アルブミン値の上昇などには結びつかず、血清尿素窒素やリン濃度の上昇、アシドーシスを助長することが多いです。

高齢者に限れば、タンパク質が不足していることが多々あります。

タンパク質摂取量の目安として、患者説明する場合は、自分の手のひら(指を除いた部分)の大きさの肉もしくは魚、豆等のタンパク質の摂取を一日で補えば十分であるとされています。

数値としては、日本透析医学会「慢性透析療法の食事基準」を作成しているので参考にしてください。

0.9~1.2g/kg(54~72g/60kg)

タンパク質だけでも大丈夫?エネルギー(炭水化物・脂質)の重要性!!

一方、炭水化物や脂質からのエネルギー摂取が少ない場合は、エネルギー不足により最終的に筋肉のタンパク質が消費され筋力低下を招くことになります。

タンパク質摂取量の少ない透析患者の栄養状態が不良であることの報告は多いですが、エネルギー摂取量は、日本透析医学会「慢性透析療法の食事基準」

より30~35kcal/kg(1800~2100kcal/60kg)としており、しっかりとエネルギーが保持できなければ、脂肪と筋肉がエネルギーとして消費されていきます。

タンパク質摂取量の少ない透析患者の栄養状態不良は、よく言われているが、炭水化物摂取不足によるエネルギー不足として、筋力低下というのは未だにマイナーなイメージです。

タンパク質が一般人より多くてもエネルギー摂取量が少ない場合は、ドライウェイトの経時的に減少して栄養障害が進行した結果も報告されています。

そして、透析患者は、タンパク質、炭水化物、脂質のすべてが不足している事もあり、更にエネルギー消費量が多いため、痩せていき、歩けなくなります。

フレイル・サルコペニアの対策として、運動も積極的に言われておりますが、まずはエネルギー摂取を行う必要性をまずは確認しましょう。

エネルギー摂取の優先としては、炭水化物と脂質が有用ですが、脂質は動脈硬化等の原因となり得るため、エネルギー摂取量の脂質量は約25%以下が推奨されています。

アルブミン値低下、実は炎症も関係!!

アルブミン値の低下は、炎症とも関連しています。

炎症性サイトカインの作用によりタンパク合成阻害、分解亢進がおこることと、エネルギー消費量が増加します。

透析患者は、常に炎症との戦いであるため、急性、慢性炎症状態の予防、改善が重要となります。

そして、当たり前ですが、栄養補充と適度な運動が大切であり、廃用性筋萎縮を防止していくことで、負のスパイラルに陥らないことが重要です。

アルブミンの低下と筋肉量減少予防と治療について

予防

・炭水化物による必要十分なエネルギー摂取。必要量のタンパク質・アミノ酸を摂取。食事のアミノ酸スコアは100を維持

・高窒素血症、アシドーシス、溢水状態、低ナトリウム血症、高カルシウム血症などの電解質異常を改善

・感染症は適切な抗菌薬により速やかに治療(急性炎症改善)

・血清CRP高値が持続するような慢性炎症の改善

・筋肉量低下予防の適度な運動

治療

・十分なエネルギー補給を行い、食欲不振や摂食不良があれば高栄養缶や、経管栄養、経腸栄養などを実施

・食欲不振や接触不良を起こす原因検索、改善除去

・急性・慢性炎症状態の改善、治療

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